中江勇貴さんが優秀講演者賞を受賞しました!(土木学会中部支部研究発表会)
3月1日に開催された「令和5年度 土木学会中部支部研究発表会」で当研究室4年の中江勇貴さんが「優秀講演者賞」を受賞しました!
講演タイトル:「英国における設計競技方式の制度及び運用に関する研究」
ヨーロッパをはじめ多くの国々では、建築物のみならず、街路などの歩行者空間、公園、広場、橋、水辺、駅舎など、人々の生活をとりまく公共インフラや公共空間のデザインを「設計競技方式(デザインコンペ方式)」を通じて決定していくことがごく一般的になされています。その場所に最もふさわしいデザインを多くの案の中から選ぶこの方式は、それぞれの街に生きる人々の生活の質を豊かに変えていく可能性に満ちた方式といえますが、適切な方法で実施しないと、逆に問題となる場合があります。
つまり、「適切な方法による設計競技方式」を日本でも確立する必要があります。
今回の研究発表では、英国の設計競技方式について、その制度を文献調査やヒアリング調査等を通じて明らかにするとともに、具体的な事例についても調査しました。
「仕組みのデザイン」によって実際のまちをデザインする。これは都市デザインのひとつの重要なアプローチです。
(久保田)
2024.3.31